暗器(あんき)は、中国武術における身体に隠し持つ事が出来る小さな武器の総称。暗器械とも称する。20世紀末頃から日本でも暗器と言う名称が使われるようになったが、元々日本には無かった呼び名であり、中国関連の映画、小説等の作品や漫画等により広まったと考えられる。
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その種類は、小刀、箭、針などから、縁を削り尖らせた銅銭、つぶてまで様々である。日本の手裏剣も暗器に当たる。小型で携帯しやすい、気づかれ難く警戒されないという理由から、護身具から暗殺まで幅広く使用され、殺傷力を高めるために毒を塗ることもある。 中国の大衆小説である武侠小説の世界では主として飛び道具など、投擲武器などを指すが、本来はナックルダスターやナイフなどの小型武器も含まれる。
定義の範囲は広く、匕首や我眉刺などのように、衣服などに隠しても気取られにくい小型の武器のほか、鉄笛や鉄扇などのように、目立ちにくい通常の道具を意図的に金属製にすることで強度を上げた物、あるいは仕込み刀のように装飾品や楽器などに、刃や針などの凶器を収納、または取り付けて殺傷性を強化された日常品も暗器と呼べる。
倫理的な意味合いで賛否が別れ、卑怯卑劣な武具と見られがちだが、もともと用途が、護身や暗殺などの非常の事態のためのものであるため、まっとうな倫理が必ずしも適応するものではないという事を考慮すべきである。
日本では仕込み武器(仕込み杖、仕込みキセル等)や手裏剣、鎖玉、手の内、鎖十手、目潰し、契木などといった多くの暗器に相当する武器の実物や技術が伝わっており、隠し武器、忍武器、秘器などと呼ばれるか、個々の武器の名前で呼ばれる。20世紀末頃には秘武器という呼び名も生まれた。
多くの武術流派の極意、秘伝などに暗器に相当する小武器類の作成法、使用法が書かれているが、同様の武器であっても流派によって名称が違う。これは秘密裏に伝承されたため、流儀内で独自に開発されたものが多いからである。
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