関西テレビ放送
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関西テレビ放送株式会社(かんさいテレビほうそう)は、近畿2府4県を放送対象地域とする一般放送事業者で、フジテレビジョンをキー局とするFNN、FNSの準キー局である。愛称はカンテーレ。
出資構成はフジ・メディア・ホールディングスが筆頭株主 (19.85%) であるが、第2位の阪急阪神ホールディングス (19.10%) の持分法適用会社であり、一般的には阪急阪神東宝グループの一員として認識されている。ただし、文化放送が第5位、産業経済新聞社が第7位の大株主であり、フジサンケイグループの影響も弱くはない。
2007年4月19日に情報番組『発掘!あるある大事典II』の捏造問題で日本民間放送連盟(民放連)から除名処分を受けていたが、2008年4月17日に会員活動停止の制限付きで会員復帰し、同年10月27日に完全復帰を果たした。
概説
アナログ放送のコールサインはJODX-TVで、チャンネル番号はフジテレビと同じ8ch。地上波デジタル放送のコールサインはJODX-DTVで、リモコンキーIDはこれまたフジテレビと同じ「8」である[1][2]。
近畿広域圏に於ける地上放送を行っているが、送信所のある生駒山から大阪湾を超えて徳島県へも電波が届いており、フジテレビ系列局の無い徳島県も視聴者が多い。また、東海テレビ放送エリアの、三重県の伊賀(伊賀市・名張市においても近鉄大阪線利用で大阪市内への通勤客も多い事から、在名局より在阪局を選んで視聴する世帯も少なくない。伊賀地区在住の同局従業員もいる)・中勢・熊野地方、福井テレビジョン放送エリアの、福井県でも嶺南(若狭・敦賀)地方に、ごくわずかな直接受信波の視聴エリアがある。更に、東海テレビ放送エリアの、三重県の伊賀地方や東紀州地方(熊野市など)ではケーブルテレビを通じて視聴されている(一部を除く)。
産業経済新聞社(産経新聞)が免許申請した「関西テレビジョン」と京都新聞社、神戸新聞社、京都放送(KBS京都)、神戸放送(現・ラジオ関西)などが免許申請した「近畿テレビ放送」の2社が統合し、京阪神急行電鉄(現・阪急阪神ホールディングス)が資本に加わって「大関西テレビ放送株式会社」(だいかんさいテレビほうそう)として設立された。開局直前に「大」の字を取って「関西テレビ放送」と商号を変更した。
毎年1月に開催される『大阪国際女子マラソン』は同局がキー局となり全国へと放送(1995年だけは大会前に阪神大震災があったため中止)。1996年からはインターネットによるライブ中継も実施している(国際的なマラソン大会でインターネットによるライブ中継を初めて取り入れたのがこの大会だった)。
イメージキャラクターについては、1995年から、「ハチエモン」というキャラを採用している[3]。また近年導入したフルハイビジョン対応大型中継車(三菱ふそう・スーパーグレート)及び中型中継車(いすゞ・フォワード)、マラソン移動中継対応多目的車(三菱ふそう・ファイター)、音声中継車(三菱ふそう・スーパーグレート)などにはハチエモンのイラストが描かれている[4]。
KTVでCMを放送している学校法人西沢学園経営の「関西テレビ電気専門学校」や、 独立UHF局で放送されている『演歌百撰』を制作する番組制作会社の関西放送制作との関係は無い。関西テレビの設立母体の一社で、神戸市に本社を置くラジオ関西(CRK)は新聞のテレビラジオ欄に共に「関西」と略して書かれるが、現在は関係が薄い。
会社の概要
本社等の所在地
- 本社
- 大阪府大阪市北区扇町二丁目1番7号 (天満駅から徒歩2分、扇町駅北改札口から徒歩1分)
- 局専用の郵便番号は〒530-8408であるが、郵便事業株式会社大阪支店(大阪中央郵便局内)と郵便事業株式会社新大阪支店(旧新大阪郵便局)に私書箱を設けており、そこにも番組別の郵便番号が使われているので、この番号を使うことは局全般の問い合わせや受信報告書を出す場合などを除いてあまりない。(郵便事業株式会社新大阪支店(旧新大阪郵便局)宛の郵便番号は一貫して「539-8691」、私書箱は番組によって4~8号。)
- 東京支社
- 東京都中央区銀座五丁目15番8号 時事通信ビル12階
- 名古屋支局
- 愛知県名古屋市東区東桜一丁目14番25号 テレピア13階
主な役員
- 代表取締役社長
- 福井澄郎 2008年6月23日 -
2008年10月1日現在の主な株主
括弧内は持株比率を示す。
沿革
関西テレビ放送の旧本社社屋(大阪市北区西天満)。現在のデジタルエイトビル。鉄塔に「8」のロゴマークが残っている。
- 1958年(昭和33年)2月 阪急電鉄や産経新聞社、京都新聞社、京都放送、神戸新聞社、神戸放送(現:ラジオ関西)などが出資し、大関西テレビ放送を設立
- 1958年(昭和33年)7月 関西テレビ放送に社名変更
- 1958年(昭和33年)8月 免許獲得(8ch、コールサイン:JODX-TV)
- 1958年(昭和33年)11月22日 本放送が開始(16時30分〜21時55分。最初の番組は、関西テレビの社内の裏側を紹介する特別番組『これがコマーシャルだ』〔作・演出:三木鶏郎〕を放送。開局当日の最後の番組は21:45〜21:55の『KTVニュース』であった)。
- 1959年(昭和34年)3月1日 東京のフジテレビが開局し、同局をキー局とする。また、フジテレビと名古屋の東海テレビ、福岡の九州朝日放送との間で番組交換協定を結ぶ。
- 1964年(昭和39年)8月 現在まで使われている社章・社旗(8マーク)を制定(社章はキー局のフジテレビと同じくチャンネルナンバー“8”を図案化したものだが、フジテレビのものは丸みを帯びているのに対し、角張っている)。
- 1964年(昭和39年)9月1日 福岡地区が九州朝日放送からテレビ西日本にネット変更、ネット協定を結ぶ。同時にカラーテレビ放送開始。(大阪地区では3番目)
- 1966年(昭和41年)8月 ニュースネットワーク組織FNNが成立。
- 1969年(昭和44年)4月 ネットワーク組織FNS発足。21社。
- 1970年(昭和45年)4月 フジネットワーク(FNS)確立。27社。
- 1986年(昭和61年)11月 文字多重放送(JODX-TCM)が放送開始。
- 1992年(平成4年)3月 東京・砧にレモンスタジオ開設。
- 1997年(平成9年)10月1日 本社を大阪市北区西天満から扇町キッズパークへ移転(旧本社は関連会社が入居)。
- 2003年(平成15年)12月1日 午前11時 地上波デジタル放送(JODX-DTV)が開始
- 2006年(平成18年)4月1日 地上波デジタル放送のワンセグが開始
- 2007年(平成19年)4月19日 日本民間放送連盟から除名。(「『発掘!あるある大事典II』に於ける捏造事件」を参照)
- 2008年(平成20年)4月17日 民放連に再入会(但し、暫くの間は会員活動停止の扱いを受けていたが、2008年10月27日に活動停止の措置が解除された)
ネットワークの移り変わり
キャッチコピー
- チャンネルそのまま8チャンネル(1975年4月。MBSとABCのネットチェンジにより、関西テレビは今まで通りのネットワークであることをPRした。)
- ダッシュ(1994年)
- ピーチクパークステーション(1995年10月 - 1997年3月)
- カンテーレ(1997年4月 - )
特色
- 火曜22時枠ドラマ
ローカル編成
- 月曜と金曜の19時台にはそれぞれ『冒険チュートリアル』や『快傑えみちゃんねる』などのローカルバラエティを編成しているが、これらはいずれも10%台前半の視聴率を取っている。そのため、『HEY!HEY!HEY!』のスペシャル版などの2時間番組(主に改編期の特番)は20時台から1時間編集版の放送(生放送の場合は途中飛び乗り)となることが多い[5]。この特番短縮放送については視聴者からの苦情が来ることも少なくない。
- フジテレビ系列では本来この時間帯はローカルセールス枠である上、自主編成番組に差し替える放送局も多少ならずともある[6]が、特に関テレの場合は特番を短縮することが他のFNN系列と比較しても非常に多く、短縮せずにフルネットで放送することはほとんど無い。ほとんどの局はスペシャル時には自主編成番組を休止する。
- 元日恒例の全国ネット放送『爆笑ヒットパレード』についても、途中で一旦飛び降りて『快傑えみちゃんねる』の正月スペシャルを放送している。
- 上記の通り、他系列局に比べフジテレビ制作番組のネットに対してはあまり積極的ではないようで『ウチくる!?』、『志村屋です。』、『たけしのコマネチ大学数学科』のように系列局である関西テレビではなくサンテレビ、KBS京都で遅れネットしている場合が多い。また『アイドリング!!!日記』のように他地域でネットされているにもかかわらず関西では一切放送されていない場合もある。
- 『快傑えみちゃんねる』『たかじん胸いっぱい』『関ジャニ∞のジャニ勉』『トミーズのはらぺこキッチン 極』など関西ローカルで放送されているバラエティ番組の一部は、BSデジタル放送のBSフジでの放送の他に、関東や東海地方の独立UHF放送局(一部は系列局の東海テレビで放送)に番組販売扱いでネットされている。
- 関西の人気ローカルタレントである上沼恵美子(夫は制作局付役員待遇ゼネラルプロデューサーの上沼真平)、やしきたかじんを他局より積極的に起用していることでも知られている。
- 関西ローカルワイドショーの老舗である『痛快!エブリデイ』が長年の強みであった。しかし、2004年5月に裏番組でスタートした『なるトモ!』(ytv)が好調なために、『エブリデイ』も一部リニューアルをし巻き返しを図ったが、2008年6月末をもって終了した。
- 会員制サービス「クラブカンテーレ」を展開している。かつては「フジテレビクラブ」と同様の有料会員制だったが、2008年4月から無料化に移行した。
- 他のFNN系列局で『FNNスピーク』として放送している昼枠のFNNニュース(平日午前11:30 - 12:00)は、長年にわたって『KTVワイドニュース』と独自にタイトルを差し替えて放送していたが、2005年4月4日からは、他のFNN系列局と同じく『FNNスピーク』(正式なタイトルは『FNNスピーク KTV』)として放送している。また、土曜日の「FNNスピーク」については、1992年4月4日に平日と同じタイトル(『KTVワイドニュース』)にて放送を開始した後、2001年4月から『KTVニュース』に改題して放送していたが、2007年4月7日より、こちらについても平日と同じタイトル(『FNNスピーク KTV』)での放送となった。
- 『FNNスーパーニュース』も2005年4月4日からはフジテレビと同じく16:55からのスタートとなった。近畿広域圏向けに放送している在阪局の中で、17時台からキー局制作のニュースを放送するのは初めてのケースだったが、裏番組のローカル情報番組の『ちちんぷいぷい』(MBS)、『ムーブ!』(ABC)に大きく水をあけられ、わずか1年で撤退。2006年4月3日から『スーパーニュース』の17時台が放送されていた時間枠をこれまでの『FNNスーパーニュースほっとKANSAI』の枠と統合して2時間のローカルニュース番組にリニューアル、『アタック ザ・ヒューマン』以来8年半ぶりに夕方のニュース番組に復帰する同局アナウンサーの山本浩之がメインを務める報道番組『FNNスーパーニュースANCHOR』をスタートさせた。
- 関西テレビのローカルワイド参戦で、『ぷいぷい』や『情報ライブ ミヤネ屋』(ytv)と互角な戦いを展開している。
- 一方で、近年早朝時間帯の競争にはあまり熱心ではない傾向が見られる。
- 1980年代から1990年代にかけて『ザ・モーニング630』『朝特急630』『FNN World Uplink おおさか』『OSAKA発!730』など平日朝に自社制作の情報ワイド番組を制作してきたが、1994年の『めざましテレビ』スタート以降撤退。以降『めざまし-』開始前に『music&weather おはよ!』を制作していた。『music&weather おはよ!』については2007年9月以前は毎日、オープニングの後に放送していたが、月曜~金曜に『めざにゅ〜』のネットをするのに伴い2007年10月 - 2009年5月1日まで土曜と日曜のみの放送となった。2009年5月4日より平日はオープニングの後、4:50 - 5:00に『music&weather おはよ!』を放送し、その後『めざにゅ〜』を放送している。
- フジテレビで朝4:00~(土曜は朝5:00~)から放送している『めざにゅ〜』はネットしていなかった。系列他社の東海テレビ・テレビ新広島・テレビ西日本(いずれも5:00からの放送)でも放送されているのに、関テレで5:00からと言えども放送しないのは「関テレが異常なまでにフジを嫌悪しているから。」という説があった(後述)。しかし、2007年10月1日から関テレでも『めざにゅ〜』のネットが5時台のみネットが開始された。
- 土曜日は『めざましどようび』を1時間削って(午前7:00スタート。2006年10月以前は午前6:30スタート)の放送となる。
- 日曜日の正午(12:00)枠には長年、『花の新婚!カンピューター作戦』『紳助の人間マンダラ』などローカルのバラエティ番組を放送していたが、最近は視聴率低迷が続き、2005年9月末でローカルバラエティ枠から撤退。同年10月9日から、フジテレビから約2か月の遅れネットで『ネプリーグ』を放送している。
- 2000年7月より平日午後に西日本ブロックネットの情報番組『2時ドキッ!』→『2時ワクッ!』を放送していたが、裏番組の『っちゅ〜ねん!』それに続く『ちちんぷいぷい』(いずれもMBS)に視聴者層を奪われ、2005年12月末で終了した。
- 2006年1月9日から情報番組『F-CUBE』(月~木16:25~16:55、金14:05~15:00)がスタートしたものの3ヶ月で終了したため、午後の情報番組から一時撤退。しかし2009年4月6日から『アップ&UP!』(月~金14:07~15:00)をスタートさせ、情報番組を復活させた。
- これに伴い、月曜から金曜のドラマ再放送枠(『てれびふりーく』)が拡大し、最大時には14:07-16:53に1日3本放送されたこともあった。
- 昭和50年代には番組の制作クレジットに「関西テレビ」ではなく略称の「制作:KTV'」の方を使用していた事がある。現在この「KTV」のロゴは主に関西地区でしかお目にかかれないが、フジテレビ系列のマラソンや駅伝中継では系列局応援で出張している同社の移動中継車が使われることがあり、中継車正面上部に「KTV」のロゴが赤で書かれているのでそこで見ることが出来るほか、関西テレビ公式サイト上の「KTVニュース」のページでも見ることが可能である。
- FNSの系列局で最後に消費者金融会社のテレビCMを解禁したのも関西テレビである。1999年3月1日にフジテレビが消費者金融のCMを解禁して以降、関西テレビは局の方針で解禁を見合わせていたが、同年7月1日に「キー局の名のもとに」との理由で解禁に踏み切った。
- 関西テレビと共に消費者金融CMの解禁を見合わせていたTBSは2001年4月1日に解禁した。TBSラジオではテレビが解禁に踏み切る以前から消費者金融CMを放送していた。
- 8チャンネルにちなんで、平成8年(1996年)8月8日には特番が放送された(関西テレビの日も参照)。
- 1998年度には、土曜深夜から日曜未明にかけて24時間放送を行っていたが[7]、1998年度のみで終了し、現在(1999年度以降)は『27時間テレビ』や年末年始の特別編成時を除いて24時間放送は行っていない。
- 『FNNスピーク』終了後にフジテレビ他で放送されている『笑っていいとも!』の1分間の番組告知(ジャンクション)が2006年1月6日から関西テレビでもネットされるようになったが、わずか6週で打ち切られた。
- ここ最近の阪神タイガースのセリーグ優勝3回(1985年、2003年、2005年)の内、2回(1985年、2003年)の阪神セリーグ制覇の中継を放送したという実績を持つ。なお、関テレは阪神球団の中継権を殆ど持っていない中での高確率である。
- 2006年まで西日本各社(関西テレビ・岡山放送・山陰中央テレビ・テレビ新広島・テレビ愛媛・高知さんさんテレビ)の共同制作番組として『走れ!ガリバーくん』を制作していた。
- 開局以来、局の方針として創価学会・聖教新聞のCMは一切流していない(MBSテレビと同様)。
テレビアニメに関して
- アニメの制作には他の在阪局と比べると消極的で(もっとも地方のFNS系列局全体においてアニメの制作には消極的であるが)、開局以来3本しか制作していない[8]。
- フジテレビ制作の深夜アニメの放送についても余り積極的ではなく、かつて関西地区ではサンテレビやKBS京都などの独立U局でネットされた例も多い。
- 2008年9月現在、関西テレビのUHFアニメ(後述)を含む深夜アニメ枠は火曜日の25:59-26:59の30分枠2本(フジテレビ制作1本とUHFアニメ1本)である。
- なお一時期、一時期土曜深夜にも旧作アニメ(2話連続放映形式であった)を含む深夜アニメ枠を設定していたが、高視聴率を誇るMBSの『アニメシャワー』枠との競合を避けるかのように、現在は全て火曜深夜に集約している。
UHFアニメに関する事情
- 関西テレビがUHFアニメを放映するきっかけに関しては「深夜アニメのフジテレビの深夜アニメ迷走劇とその影響」を参照。
- 『藍より青し〜縁〜』(2003年10月-12月、第1作はフジテレビで放送)を皮切りにこれまでに6本放送、そして2007年4月~9月期には『アイドルマスター XENOGLOSSIA』を放送していた。
- 結果として、フジテレビの『ノイタミナ』枠および近年関西テレビでも開始したフジテレビ土曜深夜アニメ枠(2008年10月期以降は『NOISE』枠)作品ネット分を合わせて、UHFアニメを含めると関西テレビの方が深夜アニメ放送本数が多いと言う逆転現象が発生する時期もある(これは東海テレビでも同様である)。
- 関西テレビでUHFアニメを放送するにあたっては、東海テレビが必ずセットとなるのが通例となっていたが[9]、先述の『 - XENOGLOSSIA』は東海テレビでの放映予定が中止[10] [11]となった代わりに日本テレビ系列の中京テレビが代替放映局となった[12]事で、その原則が崩れる事になった[13]。なお、『 - XENOGLOSSIA』放映終了後は関西テレビでのUHFアニメ枠は1クール休止状態となったが、2008年1月期より3クールぶりに東海テレビとの組み合わせで『true tears』を放映した。
- その後、2008年4月期以降は休止状態にあったが、2009年7月期開始予定の『CANAAN』で再開する(この作品も東海テレビとの組み合わせ)。
- また、関西テレビで放送するUHFアニメに関しては、在阪局ではMBSや近年の読売テレビおよびテレビ大阪とは異なりハイビジョンサイズ(16:9)のものは額縁放送になっているのが現状である(ハイビジョン制作のものを除く)。なおフジテレビ制作作品に関してはフルサイズで放送。これについてはABCでも同様である(自社制作、もしくはテレビ朝日およびメ〜テレ制作の一部作品はフルサイズ)。2007年12月以降はKBS京都でもUHFアニメのフルサイズ放映を一部を除いて実施している。
阪急電鉄(阪急阪神東宝グループ)との結びつき
関西テレビは阪急阪神ホールディングスの持分法適用関連会社であり、阪急阪神東宝グループの一員であるので、傘下の阪急電鉄及びその関係会社との提供や提携番組を多く放送してきた。
- 阪急ドラマシリーズ 主として阪急沿線各地を舞台にしたホームドラマや青少年向けドラマシリーズ群。当該項参照。
- 宝塚歌劇団舞台中継 主として土曜日を中心に毎週30分→のちに毎月1回90分「タカラヅカ花の指定席」と題して放映された。30分番組時代には毎年開かれた大運動会(阪急西宮球場・現阪急西宮ガーデンズ)の模様も取り上げた
- 阪急ブレーブス戦 主として土曜日・日曜日に西宮・日生・藤井寺、大阪の各球場でのデーゲームを中心に夕方16時から90分間の生中継(試合によって録画中継あり)を行った他、日曜日の深夜に「ブレーブスレポート」という番組も放映された。
- 阪神タイガースは、親会社の阪神電気鉄道が朝日放送の大口出資者であった関係から、テレビ・ラジオ共に朝日放送に優先中継権があったが、2006年10月に阪急ホールディングスが阪神電気鉄道と経営統合したため関テレとも資本関係を持つようになった。
- それまでは金曜日の巨人戦を毎日放送と分け合う形で年数回放送していた。以降は放送回数の増加が見込まれたものの、キー局のフジテレビがプロ野球中継自体の放送回数を減らしてきているために阪神戦の中継数もナイターを中心に年々減少している。
フジテレビとの関係
フジテレビとの関係は「近年は幾分か改善されて来ている」という意見とともに、「在阪(準キー局)-在京(キー局)間では(他系列局より)最悪」とも言われている。 元々フジテレビとの縁は共同通信社、NHK、日本教育テレビ(NETテレビ。現在のテレビ朝日)等と共同で「共同テレビジョンニュース社」(現在の共同テレビジョン)を立ち上げ、結局NHKとNETが手を引いたためフジテレビをキー局として「共同テレニュース」の番組ネットを開始した事に端を発するものである。
また、開局直前に関西テレビの発足母体である産経新聞の社長にフジテレビ社長の水野成夫が就任した事で、従来の関西テレビ=京阪神急行・フジテレビ=東宝の他に産経新聞という新たな共通点が生じた事も関係強化の大きな要因となった。
それまでは、毎日放送(MBS)とフジテレビ=文化放送・ニッポン放送といったラジオの縁で、毎日放送がフジ系列に入る可能性もあった(フジと毎日放送との関係についてはネットチェンジを参照)。それゆえに、かつてはフジテレビと毎日放送との方が仲が良いとまで言われていた。実際、本放送開始当初はフジテレビからの番組が毎日放送へも流れ(チエミのかわら版太平記などのフィルム番組が12本)、また逆に毎日放送制作の番組をフジテレビへネットすることもあった(鉄腕アトム (実写版)など)。
なお、名古屋地区に於ける、中部日本放送(CBC)とTBSテレビ(TBS)との関係も、これに近いものがあると見られているが、これは、関西テレビの企業グループ(阪急阪神東宝グループ)が、フジテレビの企業グループ(フジサンケイグループ)より格が上であるからという説がある。
- 1982年5月に、1970年代半ばからの視聴率不振に喘ぐフジテレビに大改革をもたらし、一躍業績トップに躍進させた功労者である村上七郎専務が突然関西テレビの副社長に就任した一件は、準キー局としての体制強化や関西テレビをよりフジテレビの影響下に置こうとしたフジテレビ側の思惑があったとされるが、一方でフジサンケイグループにおける鹿内春雄体制の確立のため「飛ばし」たとの見方が当時は強かった。これがフジテレビと関西テレビとの間に却って距離を置いたと見る向きもある。
さらに鹿内の死去後、フジテレビでは当時労働組合側の先頭に立っていた日枝久が台頭し、一方で関西テレビは上沼真平・千草宗一郎などといった日枝とは対立関係になる若手のプロデューサーが力を持つようになり(後述)、それが確執をより深めたといわれている。 ただ、後述の『発掘!あるある大事典II』での不祥事により、今後は同局の筆頭株主であるフジ・メディア・ホールディングス、及びフジテレビに対する発言権が現状より弱まる可能性がある。
- また、ローカルセールス枠の番組はほとんどローカル番組に差し替えられている。大阪に本社を構える塩野義製薬一社提供の『ミュージックフェア21』こそ放送しているものの、その他の番組は基本的に全て自社制作番組や他のローカル番組に差し替えている。
- フジテレビでは通常、月曜夜7時放送の『ネプリーグ』、金曜夜7時『ペケ×ポン』の2枠など。『ネプリーグ』は日曜正午、『ペケ×ポン』は火曜深夜に遅れ放送を行っている。金曜夜7時枠の番組については、関西テレビとフジテレビの共同制作番組『ザ!キャッシュマン』が放送終了した後番組からペケ×ポンの前番組である『人生もっと満喫アワー トキめけ!ウィークワンダー』までフジフルネット局では唯一全くレギュラー放送をしていなかった[15]。ただ同番組のスペシャル番組については(1時間短縮版ではあるが)放送があった。
- この影響で、月・金曜日の夜7時から放送が始まるフジからの特番は短縮されることが多い。他のFNS系列局が特番の時はローカル部を休止して特番を放送する事が多くなってきたのに対し[16]。関テレは自社制作番組を優先し、フジテレビの特番を8時スタートの1時間短縮版として放送している(例:2006年9月25日『HEY!HEY!HEY!13周年3時間SP』)。関西テレビ以外で1時間短縮となった放送地域は、日本テレビの『おしゃれイズム』を放送する沖縄テレビのみであった。なお、2006年12月放送分は福島テレビも『ONE PIECE』の遅れネットと『弦哲也のFTVカラオケグランプリ』を放送するため短縮版となった。この時は何らかの事情で休止できなかった模様。また福井テレビも『FNSソフト工場』、沖縄テレビも自社制作番組と『おしゃれイズム』を放送したため同様に短縮版となった。
- 『FNNスーパーニュース』内の一コーナー「スポーツの力」を系列局で唯一ネットせず、同時間帯には自社制作分のスポーツコーナー『スポらば』(スポーツラバーズ「Sports Lovers」の略)を放送している。例外としてこのコーナーはオリンピックやサッカーワールドカップなどの世界的スポーツイベント開催時には『スポーツの力』を同時ネットする場合がある。なお、この枠はローカルセールス扱いなので、逆に通常『スポーツの力』をネットしているその他の局も不定期で休止してローカル枠を拡大する場合がある(なお、CS放送のフジテレビTWOで「スポーツの力」のコーナーを視聴することができる(ただし、放送権の都合で一部お伝えできない場合がある。また、フジテレビTWOでプロ野球中継があるときも休止の場合がある))。
- 以前は報道番組において番組名だけ差し替えるということもあったが(『KTVワイドニュース』や『アタック600』など)、最近は基本的に統一している。
- 関西地区においてフジテレビの制作番組のグッズ販売や番組宣伝を放送するようになってきているが、グッズ販売については「単に関西テレビが制作するグッズが少ないから取り扱い品目を増やすだけ」と言う見方もある。
- 2005年4月から1年間、在阪局制作の情報番組を設置している夕方17時台の枠において『スーパーニュース』をフジテレビからそのままネットを実施したが、関東ローカル故に視聴率が振るわず撤退、現在は自社制作に切り替えて報道情報番組『スーパーニュースアンカー』を放送し他局との熾烈な視聴率戦争にしのぎを削っている。
- なお、関東地区でフジテレビは2005年度の視聴率三冠王を獲得した。他のフジ系列各局も軒並み視聴率三冠王を獲得したが、関西テレビは「ゴールデン帯」1冠のみに終わった(当年度は朝日放送が「プライム帯」「全日帯」で2冠を獲得した)。フジテレビ制作の全国番組が比較的好調にも関わらず、自社制作のローカル番組(特に昼間)の低迷、及び朝日放送がその同時間帯に視聴率が好調だった事が原因だと考えられる。
- ライブドアによるニッポン放送株の買占め問題についてはフジテレビを全面的に支持する立場を取った。
- フジテレビの重役筋[誰が?]によると「関西テレビの女子アナウンサーは面白味に欠ける」との事。実際、関西テレビの女子アナウンサーは情報番組などでの2、3の例外を除けば、全国ネット枠での登場は少ない。関西テレビでは「女性アナウンサーは知性重視の方針を打ち出している」というが、「フジテレビとは一緒にしてほしくない」と頑なになっているという見方もある。
放送技術概要、送信所・中継局等一覧
送信所
- 生駒山送信所(アナログ・デジタル共通)
- 大阪府東大阪市山手町2028
アナログ放送
- JODX-TV
- 映像10kw、音声2.5kw
- 生駒山送信所 8ch(滋賀・京都北部・兵庫北部・和歌山、山間部などを除き多くがこのチャンネルで受信)
中継局
大阪府
- 柏原 58ch
- 枚方尊延寺 57ch(垂直偏波)
- 岬深日 58ch
滋賀県
- 大津 40ch
- 大津石山 37ch
- 信楽 37ch
- 甲賀 59ch
- 彦根 60ch
京都府
兵庫県
- 神戸 43ch ※指向性が西に向いているため、沿岸部での受信が難しく、大阪8chか神戸灘を受信している
- 神戸灘 58ch
- 神戸妙法寺 58ch(垂直偏波)
- 神戸兵庫 60ch
- 神戸長田 42ch
- 北淡垂水 59ch(垂直偏波)
- 西宮山口 59ch
- 日高 59ch
- 猪名川 39ch
- 三木 40ch (垂直偏波)
- 龍野 40ch
- 相生若狭野 57ch
- 姫路 60ch
- 赤穂 60ch(垂直偏波)
- 西脇 60ch
- 和田山 60ch(垂直偏波)
- 城崎 60ch
- 香住 37ch
- 篠山 37ch
- 氷上 37ch
- 姫路西 37ch(垂直偏波)
- 相生 37ch
- 山崎 37ch
- 福崎 37ch
- 八鹿 38ch(垂直偏波)
- 佐用 39ch
奈良県
- 生駒あすか野 39ch(垂直偏波)
- 栃原 37ch
- 吉野 38ch
和歌山県
デジタルテレビ
中継局
滋賀県
- 大津(デジタル)17ch
- 彦根(デジタル)17ch
- 甲賀(デジタル)17ch
兵庫県
- 神戸(デジタル)17ch
- 北淡垂水(デジタル)17ch (垂直偏波)
- 三木(デジタル)17ch (垂直偏波)
- 姫路(デジタル)17ch
和歌山県
- 和歌山(デジタル)17ch
- 紀ノ川(デジタル)17ch (垂直偏波)
- 海南(デジタル)17ch
時刻出し
時刻出しについて
- 平日は深夜放送終了時のフィラー(お天気カメラ)開始時~9:54(『めざにゅ〜』『めざましテレビ』『とくダネ!』内)
- 土曜日は深夜放送終了時のフィラー(お天気カメラ)開始時~9:53
- 日曜日は深夜放送終了時のフィラー(お天気カメラ)開始時~9:57
備考
- 『めざにゅ~』(5:00~5:25)、『めざましテレビ』(5:25~8:00)、『めざましどようび』(6:30~8:30)内はフジテレビ送出のカスタム(大きな赤字)で表示(ローカルパート中、CM中、提供テロップ表示中は除く)。
- 天気テロップは平日5:00~8:00・土曜7:00~8:30(近畿2府4県、香川、徳島北、徳島南、三重北中、福井)に天気と降水確率を表示(ただし、一時天気テロップが消えるときがある)。近畿広域4局で唯一予想最高気温の表示が無い。
- アナログ放送とデジタル放送では通常表示のフォントが異なる(アナログ放送は興和フォント=切り替わりはクロスカット、デジタル放送は後期丸フォント=切り替わりは縦回転を使用)。これはマスター自体(KTVのマスターはパナソニック製を使用)、アナログとデジタルで別々に設置されているためである。
- その送出マスターがアナログとデジタルで別々に設置されている関係のためか提供スポンサー、字幕放送テロップ(アナログ放送は縁が太いが、デジタル放送は縁が細い)での表示もアナログ放送では「フェードイン~カットアウト」、デジタル放送では「フェードイン~フェードアウト」と消去スタイルが異なっている。
- 最近になり、NHK総合及びKTV以外の近畿広域3局は平日夕方に時刻出しをしていることから『スーパーニュースアンカー』内でも時刻出しをするようにして欲しいという声が高まりつつある。
- 1996年(詳細失念)1月17日には正午から阪神大震災追悼式典を放送したが、この時には当放送局の時刻表示(0:00)が全国に流れた。
ケーブルテレビ再送信局
以下のケーブルテレビではテレビ(アナログ放送)が再送信されている(デジタル放送は近畿2府4県と三重県の伊賀上野ケーブルテレビ(2008年10月27日より再送信開始)および特例地域となっている徳島県以外は再送信されていない)。
三重県
徳島県
香川県
岡山県
関西テレビ番組一覧
オープニング・クロージング
- 開局当時から1970年代後半ごろまでは、オープニングは関西テレビ旧社屋(西天満)と大阪城がオーバーラップするもの(曲は朝の清清しい雰囲気に合わせて、オーケストラによるフルートとバイオリンを用いた演奏)。クロージングは夜の波止場(曲は夜らしく、ピアノとバイオリンによる演奏)。
- 1980年代前半はダイアモンドのアップのような映像を背景に、チャンネル番号の8をかたどったマークをベースにした映像が主でバックに「チャンネルエイトー」という女性コーラスによるBGMが入っていた。前期は主要な中継局のチャンネルがランダムで大きく表示され、後期はチャンネルごとにロールテロップで表示された。(書きかけです)(←このパターンは、フジテレビのパターンとやや似ている)
- 1980年代後半から1990年代にかけては短い期間でオープニング・クロージングが変更されている。主なバージョンに「万華鏡」「花博」「動物いろいろ」「灯台」「ハチエモン(ここから同局のサービス案内テロップが流されるようになった)」など。
- 現在はオープニング・クロージング共通で視聴者が街の各地で手のひらを見せるというシーンが放送されている。最後に「JODX-TV 関西テレビ放送です」(同局アナウンサーの杉本なつみによるナレーション)の一言で終了。その中で「クラブ・カンテーレ」(ファンクラブ)や「関西テレビ☆京都チャンネル」(関西テレビ直営のCSテレビ放送)の案内テロップが流されていたが、京都チャンネルが2009年4月30日に放送が終了した為、地上アナログ放送終了の告知テロップに差し替えになった。BGMはサラ・ブライトマンの「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」。
- なお地上デジタル放送は、オープニング・クロージング共通で、関西の名所や四季の風景を映し出し(若干毎日放送とイメージが似ている)、「デジタルで伝えたい関西がある。」というキャッチコピーが示される。最後は局舎を映し「JODX-DTV 関西テレビ、デジタルテレビジョン放送です」と言って終わる。
情報カメラ設置ポイント
- 大阪府:扇町本社、梅田(阪急グランドビル)、関西国際空港(第1滑走路・第2滑走路)、大阪国際空港(伊丹空港)
- 兵庫県:神戸(三宮センタービル・神戸報道分室)、神戸空港、明石海峡大橋
- 京都府:京都、舞鶴
- 奈良県:奈良(近鉄高天ビル・奈良報道分室)
- 和歌山県:和歌山(経済センタービル・和歌山報道分室)、白浜、串本
梅田の情報カメラは、カメラアングルにより毎日放送本社が写る。
スタジオ
扇町本社内
西天満旧社屋
- 大阪府大阪市北区西天満6丁目5-17
- 現在はデジタルエイトビル。屋上に名残りとして「8」のマークが付いた鉄塔が建っている。
レモンスタジオ
東京都世田谷区砧、東京メディアシティ(TMC)内
- L1スタジオ(250坪):『SMAP×SMAP』などバラエティ、ドラマなど。フジテレビの番組収録も行う。
- L2スタジオ(150坪):『さんまのまんま』など。フジテレビの番組収録も行う。
アナウンサー
現職アナウンサー
男性
女性
元アナウンサー
男性
- 熱田敏弘
- 鈴木敏郎
- 鈴木正勝
- 松本暢章(1958~1991)
- 杉本清(1961~1997、フリーアナウンサー、主に競馬関連が多い。)
- 杉山一雄(1969~2006、フリーアナウンサー、専属パーソナリティーの形で定年退職後も在籍。)
- 桑原征平(1969~2004、専属契約の後、フリーアナウンサー。)
- 塩田利幸(1962~1999、フリーアナウンサー。)
- 梅田淳(1983~2004、フリーアナウンサー。)
- 出野徹之(現・大阪センチュリー交響楽団事務局長。一時期、FNNの海外特派員を務めていた。)
- 岡林豊明(現・スポーツ部副部長)
女性
記者
男性
女性
関西テレビが主催するイベント
関西テレビの冠が付くイベント
関西テレビの不祥事
放送倫理・番組向上機構における人権侵害紛争
関西テレビの番組である『たかじん胸いっぱい』の2005年6月25日の放送で杉田かおるがゲスト出演し、結婚生活や離婚騒動について赤裸々に語った。このことに関し、元夫の鮎川純太が、人権侵害を受けたとして訂正放送や謝罪を要求。関西テレビは「取消し・謝罪放送を行う必要は無い」として鮎川の要求を拒否。鮎川はこれに対し、放送倫理・番組向上機構の人権委員会に人権救済の申立てを行った。
委員会は検討の結果、2006年3月に、関西テレビが鮎川の名誉とプライバシーを侵害した事を認定し、再発防止に向けて放送事業者としての制作体制の整備を行うよう、勧告する処分を下した。「勧告処分」は人権委員会決定の中で最も重いもので、重大な人権侵害事件が発生する時にのみ下される。
関西テレビは、この勧告処分を受け、「重大な人権侵害を行った放送事業者」として放送倫理・番組向上機構から認定されてしまったこととなり、今後の番組制作体制の立て直しを放送事業者としていかに行うかが注目されている[17]。
なお、バラエティ番組において人権侵害の認定を受けたのは関西テレビが日本の放送局で初のケースとなった。
「発掘!あるある大事典II」における捏造事件
2007年1月20日 - 同年1月7日に放送された情報番組『発掘!あるある大事典II』において実験データの捏造や効果の誇張等番組製作上「やらせ」があったと記者会見を行った。
- 同放送回では「納豆」を特集し「納豆にダイエット効果がある。」と放送した。
- 放送直後から全国各地のスーパー等食料品店において一時全国的に「納豆」が品薄となる現象が相次ぎ「新聞記事」になる程の反響を引き起こした。
- ライブドアのPJニュースは放送前に内容が大手スーパーに通知されていたことを報道した[18]。
- 大きな反響の中で『週刊朝日』に疑問の記事が掲載される等、マスコミ他社からの指摘を受ける形での社内調査によって事件は発覚した。
- 放送内容における問題点として「血液検査の捏造(実際は行っていない検査を捏造し、虚偽データを公表)」や「外国人研究者の発言とは異なる日本語訳のコメント付与」「痩身の比較写真の捏造(実験前後で別人物の写真を使用)」等が挙がっている。
- 制作を委託していた制作会社は東京の日本テレワーク。この会社は、以前にも、テレビ東京の番組で捏造問題が発覚しており、番組中止、1年間のテレビ東京への出入り禁止処分を受けている。又、今回の騒動の結果、全日本テレビ番組製作社連盟を退会することにまでなった。
- 関西テレビは調査委員会を立ち上げて原因究明にあたると発表。又翌日1月21日に通常通り放送予定だった同番組を放送休止、『スタ☆メン』を1時間繰り上げて21時からの2部構成の放送(21:00 - 21:54, 22:00 - 23:15)とし、冒頭の5分間、同局の毛利八郎アナウンサーが番組内での製作の経緯などを説明した。
- このことを受けて、1月22日、『花王名人劇場』(1979年10月7日開始)以来27年3ヶ月2週間に渡って一社提供を続けてきた花王石鹸→花王が一社提供から降板することが決まった(ヒッチハイクのスポンサーも降板)。更に翌1月23日には同番組の打ち切りが決定し、同時に制作局長の解職、千草宗一郎社長の役員報酬カットなどの処分も発表された。しかしこの処分については「甘すぎる」という批判が各方面から出てきている。また総務省の調査結果次第では千草の引責辞任、更には関西テレビの筆頭株主であるフジテレビからの役員などの多人数の送り込みも考えられ、予断を許さない情勢になってきている。
- この事件以降ダイエットなど健康に関することを取り上げる際はキー局でも地方局でも紹介する前に「これはきちんとした結果を基に放送します」等といった捏造では無いことを促す説明をアナウンサー独自で行っている。但し同じような内容を扱っている『午後は○○おもいッきりテレビ』(日本テレビ)ではこのような注意説明を現在も行っていない。
- 1月30日、データ捏造問題を検証するために同局が設置した調査委員会の第1回会合が開かれた。会合後、委員で作家の吉岡忍は「外部のワーキンググループをつくり、過去のものまでできるだけ深く、独自に調査する」とコメントした。
- 日本民間放送連盟(民放連)は2月15日の理事会で、番組捏造を起こした関西テレビの民放連の会員活動を当分の間停止する処分を発表した。番組の捏造及び準キー局による放送局の民放連会員停止の処分は史上初めてである。民放連の会員停止及び除名処分になった放送局は、1997年に福岡放送(日本テレビ系)と北陸放送(TBSテレビ系)がそれぞれCM未放送(間引き)問題で1年間会員停止処分になったのと、1999年3月に静岡第一テレビ(日本テレビ系)がCM未放送問題で除名処分(2000年8月1日再加盟が認められる)になった例がある。
- 2007年3月27日、民放連は関西テレビを除名する方針を固め、4月19日の民放連総会で正式に除名処分にした。民放連の除名は静岡第一テレビに次いで2例目で、準キー局では初めてとなる。除名により、関西テレビは「民放連行事には一切参加できない」民放連加盟社とNHKで構成される「ジャパンコンソーシアムからも外れた事になるため、オリンピックやFIFAワールドカップの放送が一切できない(放送権がない)」など、経済的に大きな損失を伴うこととなった。関西テレビの民放連復帰には、関西テレビが再発防止を実行しているか、他の在阪民放局(毎日放送など)の判断によって決めるという。しかし、フジテレビ制作の北京オリンピック中継をほかの在阪準キー局や独立UHF放送局にて振替放送することも検討したが、番組編成などの理由で独立UHF放送局を含む他の関西地区の放送局がフジテレビ制作の北京オリンピック中継を振替放送するのは難しいことから、関西の民放連加盟全18局は関西テレビの民放連一時復帰を提案した(読売新聞・2008年4月14日付)[19]。そして、捏造事件が発覚してから約1年後の2008年4月17日、民放連は緊急理事会で関西テレビの条件付き再入会を認める事を決定し、関西地方でのフジテレビ制作の北京オリンピック中継が見られなくなる事態が回避された[20]。そして、2008年10月9日に行われた近畿地方の民放19社で構成する「近畿民放社長会」の会合で関西テレビの会員活動停止措置の解除を求めることを提案、同年10月27日に行われた民放連の理事会で会員活動停止措置の解除が正式に決定し、関西テレビは1年8ヶ月振りに民放連に完全復帰した。なお放送倫理・番組向上機構も同時に除名されたが、2007年6月22日に再加盟を認められている。
- 総務省は3月30日、放送法に違反したとして総務相名で関西テレビに対して、行政指導としては最も重い「警告」を行なった。菅義偉総務相(当時)は、今後も放送法違反が見られたら電波停止もありうることも示唆した。また、「あるある - 」を同時ネットしたフジテレビと系列26局(時差ネットで放送されていたテレビ大分も含む)に対する行政指導は見送った。同日、フジテレビの村上光一社長(当時)は定例会見で、「関テレの再生を系列局あげて支援すべき」と、フジネットワーク(FNS)の関西テレビへの会員活動停止などの処分を見送る方針を明らかにした。
- 2007年4月3日、関西テレビは臨時の取締役会を開き、千草宗一郎社長は正式に社長職を辞任し、取締役に降格した。後任の社長には関西テレビ常務取締役の片岡正志の就任が発表された。同日夜22:00~23:09に検証番組「私たちは何を間違えたのか 検証・発掘!あるある大事典」が毛利八郎・関純子アナの司会によりFNS27局ネット(番組をネットしていなかったテレビ宮崎は除く)で放映された。
- 2007年5月23日、同月30日の取締役会をもって千草宗一郎前社長他に一部の取締役が退任(千草は相談役に退く見込み)、また執行役員制度を導入し役員数を削減するとの報道があった。
その他
放送事故
- 2006年11月15日夜11時放送予定の『グータンヌーボ』が番組開始から夜11時2分34秒まで放送されず画面がカラーバー状態50秒間その後「しばらくそのままでお待ち下さい。」というお詫びテロップが出続ける状態になり、番組のメインスポンサーである帝人のCM30秒分と提供クレジットに表示されていない花王のCM30秒に加えて本田技研工業のCM20秒分を含む2分34秒間放送されていなかった[21]。原因は20時15分頃に北海道の千島海峡付近の震源で発生した津波警報・津波注意報発令によるテレビ放送中継業務回線の混乱だと思われる(同注意報・警報は深夜1時30分に解除されたが、その後場所により最大80cmの潮位の変化があった)。なお、同番組中は他局で字幕インポーズで表示していた津波警報・津波注意報の表示もされていなかった(テレビ西日本は表示)。
- 同様の放送事故は同じフジテレビ系列局でも各地で起きていた。
関連項目
ウィキニュースには
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関連子会社等
その他のグループ企業・関係放送事業者
その他のグループ企業については「阪急阪神東宝グループ」の項目を参照。また、関係放送事業者については「FNN」又は「フジネットワーク」の項目を参照。
関連企業
他の在阪テレビ局
脚注・出典
外部リンク
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