製作


製作(せいさく)とは機械や道具を使って品物を作ること。または映画や演劇、テレビ番組を企画立案すること。プロデュース(produce)とも言う。

「製」の文字を使った単語に「製造」などがあるように、形のある物や消耗品を作るときに使われる。

頻出する誤用

映画や演劇、テレビ番組を含む芸術品を実際に作るのは「制作」である。同音類義語であり、「作る」という意味で似通っているために混同されることが多い。

「演出」や「監督」、「撮影」などのスタッフとして、ときには「出演」にまで及んで広範囲に、映画などの作品に関わることを「製作」と混同して表現されることがあるが、これはまったくの誤用である。「製作」は企業名である場合は出資をともなうものであり、人名である場合はおもに「プロデューサー」のことであり、監督その他とは厳然と異なるパートである。

第二次世界大戦前日本の無声映画における「プロデューサー」のクレジットは、「指揮」あるいは「総指揮」であった。現在、英語におけるexecutive producerを「製作総指揮」と訳すことの起源である。

著作権法の製作

著作権法では「映画製作者」として映画の製作に発意と責任を有する者を指している。アニメ、ゲームソフト、テレビ番組も同じである。

製作者は、映画配給会社、広告代理店出版社テレビ局などが相当し、作品の企画立案、製作費の出資などを行い、メディアミックスによる二次使用料を受け取る権利を有している。制作会社も出資して製作者になることがある。

映画やアニメでは製作費を出資する側と作品を制作する側が明確に分かれているために、「製作」と「制作」の使い分けが厳格である。テレビ番組ではテレビ局自らが番組を作ることが多いせいか、「製作」と「制作」の使い分けはさほど厳格ではなく、2007年8月現在、在京の主な局では、 フジテレビ(一部のアニメ番組は「製作」)・テレビ朝日NHKが「制作」表記を、日本テレビ(一部の番組や一部系列局は「制作」)・TBSテレビ東京が「製作」表記を使用している。

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